解説
発信者番号偽装(Caller ID Spoofing)は、IP電話技術を悪用して、実際の発信番号とは異なる番号を着信側の端末に表示させる行為です。技術的には「SIPヘッダのFrom欄を改ざん」することで実現します。
詐欺グループはこの技術を使って、警察(110)、税務署、銀行の公式番号と同じ番号を表示させることがあります。ナンバーディスプレイに表示された番号が本物でも、実際の発信元は別の場所からということが起きます。
番号偽装への対策として、「表示された番号への折り返し」が有効です。詐欺師が偽装に使った番号へ折り返すと、本物の機関(銀行・税務署等)に繋がります。そこで「先ほど電話がありましたか?」と確認することで偽装を見抜けます。また、海外からの偽装電話は「+1」「+44」など国際番号が表示されることがあります。